劇団 芋の華

今日の練習はマンション管理組合の会議室を借りました。窓からは時折子供たちが覗いていきます。
さて、木村伝兵衛部長刑事が容疑者大山金太郎と対決します。大山は木村がおカマであることを攻撃します。うーん、木村役のアオキくん(男)は体が硬いので、色気のある綺麗な体の線がでない。大山役のナベちゃん(男)との役作りをみんなでワイワイやっています。

「アオキちゃん、足をこうそろえた方が色気がでるんとちゃうかな？」
「ナベちゃんは、もっと右から攻めた方がアオキちゃんがすがりつきやすいんじゃないだろうか」
「すがりつくのは、手じゃなくて足にしたらどう？」
「ナベちゃんがアオキちゃんの胸を揉むときはもっとこう・・・」

その時、ドアは開いたのであった！！

「あれ、ちぃちゃんがいない・・・」と、小さな女の子が部屋を見渡して言いました。きっと、友達を探していたんでしょう。

「・・・カーテン閉めろ！、ドア鍵掛けとけ！！」
R指定の練習風景でした。

今週から立ち稽古です。みんなー、台詞覚えてきたかぁー！
意外や意外（ホントはここで意外と言ってはいけないのですが）、そこそこやってきているメンバーが多い。特にゆかちゃんが「全然できてませんよー」と言いながら結構覚えてきていました。先週まで熱く語っていたナベちゃん、油断したな！　彼は来週までに必ずやってくれる、とプレッシャーを掛ける(^_^;)。

今回は新人メンバーがいないので、ベテラン組にも「自分が足を引っ張っては・・・」という意識が働いているようです。前向きの理由じゃあないが、まあ、ええこっちゃ！
でも、仕上がりが早ければ、課題が見えるのも早いだろうね。

木村伝兵衛部長刑事役は劇団の看板役者の恭恵子がやりましょうって予定でしたが、今日はアオキくんが木村伝兵衛を読んでみたいと言い出しました。
・・・実はアオキくんは、私なんですが・・・

といわけで、恭恵子の木村伝兵衛とアオキの速水健作を入れ替えて読みあわせをしてみたんですが、木村伝兵衛は男が演じたほうがお客さんには人間関係が分かりやすいだろう、速見は女が演じても大丈夫だろう、ということで、あっさりキャストが替わってしまいました。
ただし、アオキくんは木村伝兵衛をやるには「まだまだ」ですので、相当がんばらなくてはいけません。とにかくキレ方が全然足りないようで・・・。
木村伝兵衛をやることになって、うれしいような、なんて言うかその・・・、いやいや、頑張ります！
でも、木村伝兵衛役の読み合わせは、とっても楽しかったです。

今日は、練習前に以前にBSで録画しておいた「熱海殺人事件　モンテカルロイリュージョン」をみんなで見ました。タイタンとは、ほぼ同じストーリーです。
阿部寛さん、やっぱいい体してるワ(#^.^#)。

役者の皆さん、登場から数分で汗が飛び散っていました。改めてむちゃくちゃ体力要りそうだとよ～く分かりました。

当たり前ながら、役者さんひとり一人にお客さんを引き込む魅力がすごくありますね。うちの役者たちでどこまでできるか、挑戦です。

今週から９月公演予定「熱海殺人事件」の本読み。
熱っい脚本なので、熱っい読みとなりました。いやあ、暑い暑い。
この手の芝居はうちの劇団では慣れていないからでしょうか？テンション上がりっぱなしで大声で突っ走るんですが、これを毎回繰り返すとノドがやばそうです。発声や気持ちの作り方など、早速、課題が見えてきました。

ずいぶんカロリー消費したと思うので、とっても健康にはよさそうです。ちなみに私は練習後、ラーメンとチャーシュー丼を美味しくいただいてしまったので台無しです。

今週はお菓子ありませんでした。